【パティシエの仕事】パティシエになりたい人へ。

パティシエの仕事
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みつまめ
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こんにちは!閲覧いただきありがとうございます。

6年間の勤務を通して製造とサービスの両方を経験しました。人に喜んでもらえる仕事にやりがいを感じると同時に、長時間労働、低賃金、職場の人間関係、将来に対する不安、、。など、働いていく中で多くの悩みも生まれました。

「好きじゃないと続けられない。けど、好きだけじゃ続かない。」

本当にその通りだと感じます。

パティシエとして働くことの大変さ、そして、やっぱり好きなパティシエという仕事のやりがい、楽しさについて。実際に働いてみて思ったこと、感じたことをブログにしています。

同じ職業の方、同じ悩みを抱えている方、パティシエという職業に興味のある方、お菓子作りが好きな方。多くの方の役に立てれば、嬉しいです。

みつまめ
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今回は、女の子のなりたい職業NO1.パティシエ。でも離職率もとっても高い職業。幸せなパティシエ人生を送るために、私が実際に思うことをまとめてみました。

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実際にパティシエになって思うこと。リアルな意見。

「人に喜んでもらうのが嬉しくて、パティシエを目指しました!」そんな声もよく聞くが、

人に喜んでもらえる仕事なんて、たくさんあるから、そっちにしとけ!!そんで趣味でお菓子つくったほうがよっぽど楽しいよ!!!

と、声を大にして言いたい(笑)。というか、今だから、言える。

「おいおいおい(笑)」という声が聞こえてきそう。

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パティシエの仕事の現実。労働時間が長い、お給料が低い理由。

労働時間が長い、お給料が低いとよく言われるが、

作ったものを商品にしている以上、作った分しか、売り上げにはならないし、作らなかったら、売るものがない。

ひとつのケーキを作るにも、そのケーキを作り上げるまでの作業工程は多い。

作ってからもお客様に提供するまでの間に、箱に詰めたり、ラッピングしたり、包材の管理に至るまで、やることはいっぱい。

売れれば売れるほど、作る量も増え、全体的な仕事も増えていく。

ケーキの値段も大体400円~600円ほど。原価率だってとっても高い。

こういったパティシエという仕事の性質上、

長時間労働、低賃金という問題は、少し、しょうがないのかな。と思う部分もある。

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ましてや、ケーキは贅沢品。

ましては、ケーキは食事とは違い、毎日食べるものではない。

「生活に必要のない贅沢品」を売っているのだから、「美味しいから」という理由だけじゃなかなかお客さんは来てくれない。

生活に必要のないものを売っているからこそ、お客さんが、お金を払ってでも「ここのお店のケーキが食べたい!」と思ってもらえるようなサービスだったり、店内の工夫だっだり、「付加価値」を付けることがとっても大事になってくる。

そうなると、仕事はお菓子を作ること、だけじゃなくなるし、自然と仕事量も増える。

例えばサービス。

「ありがとうございました」の一言でも、気持ちがこもっているのとそうじゃないのとでは、まったく受け取り方も変わってくる。

本当に些細なことで、

「美味しかった!(お店の雰囲気も店員さんも素敵だしまた来たいな)」も

「美味しかった!(けどもう一回来るまででもないかな~)

に変わってしまう。

ケーキが特別なものであるからこそ、お客様の求めているハードルも無意識に高くなっている。

「好き」だけで続けられる仕事じゃない。

作業工程が多く体力も集中力も必要なうえ、朝は早く、夜は遅い。お給料も多くはない(手取り13万~16万)、ボーナスなんてもちろんない。

本当に、「好き」だけじゃ続けられる仕事じゃない。

パティシエの現実。「幸せな仕事のはずなのに、、、」

こんなに何度も言うのも、

私自身、6年間働いてきて、

あまりにも、パティシエになって、不幸になっていく人をたくさん見てきたから。

いつもイライラしていて、失敗すると激しく怒鳴る先輩。

毎日疲れていて、無表情で機械のように作業している先輩。

あんなに明るかったのに失敗を恐れてどんどん笑顔がなくなっていく後輩。

こころの余裕がなくなって、どんどん精神的につらい状況へと追い込まれて行ってしまう人や、

環境や人に対して文句を言っている人を見ると、

「好き」で仕事をしているはずなのに。

「幸せな仕事」をしているはずなのに、、。

「何かが違う。」

そう思ってしまう。

それでも、パティシエをしたい!と思える「何か」が自分の中にあるか。

パティシエ6年目に突入する私が伝えたいのは、

ただ、単に、「パティシエの仕事ってしんどいから、みんなやめといたほうがいいよ!!!」

ってことじゃなく、

パティシエになりたいのであれば、「事前にしっかりと情報を集めて、あらゆるリスクと可能性を考えて、パティシエになることが本当に自分の幸せか。」を本気で考えてほしいということ。

自分の中に、それでも、この仕事をやると決めた「理由」をしっかり、自分の中に持っていてほしいということ。

だれかの意見に流されるのではなく、自分の頭で考えて、自分で、結論を出す。

そうして導きだした答えの先に「パティシエになる」という選択があったのであれば、

「労働時間が長い」「お給料が低い」「職場の人間関係がしんどい」

そういった「環境のせいにしてしまう自分」がいなくなる。

考え方も、どうしたらこの状況を乗り越えられるか。に変わってくる。

だって、そういう問題ははもうすでに事前に分かっていたことだし、それでもやる。と決めたのは自分なのだから。

好きなことを仕事にするということ。「全部自分で決めたこと。誰のせいにもできないよ。」

パティシエというキラキラしたイメージに流されて、好きなことを仕事にしたい!と、深く考えず、楽しそうだから、小さいころからの夢だから、人に喜んでもらうのが嬉しいから、とか、あまり深く考えずにパティシエという職業を選んでしまうと、

過酷な現実についていけずにどんどん仕事をするのが苦しくなっていってしまう。

せっかく「好き」を仕事にしているのに、「しんどい」「つらい」と毎日を過ごしてしまうのは、本当にもったいないことだと思う。

いろんな情報を集めて、いろんなお店に足を運んで、自分で考えて、自分で結論を出す。

何度も考えて、何度も悩みながら出した答えが、つらいとき、こころが折れそうなとき、自分を助けてくれる支えになってくれる。

まとめ

わたしも、パティシエになりたい!そう思ったとき、いろんな本を読んだり、働いている人のブログを読んだりして、たくさん情報をあつめた。

それでも、パティシエになりたいか。

を、自分自身に何回も質問してきた。

その時に自分が考えていたことや、それでも。やりたい!と思った気持ち。わくわくした気持ち。今でもはっきり思い出せる。

本当に、つらくて、お店のトイレで泣いたりしたこともあるけれど、過去の自分が一生懸命悩んで考えてくれたおかげで、「つらいからやめたい」と思うことはなかった。

大変な仕事だけど、

今でもやっぱり、素敵な仕事だな。って思うし、お客さんに喜んでもらえると、本当に、嬉しい。

この記事を読んで、もっと楽しく、幸せに働ける人が増えたらいいなと思います。


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