さんにー、いち。で、音は止み、私はたちまちひとりになる。
、、、、。
あれ、すっかり忘れてしまった。さっきまで、覚えていたのに。
いったいどこに消えたのか。
頭の中の引き出しは引き出し方が分からない。もちろん、とってなんてついてないし、いつ何がでてくるか分からない。
ひゅっと。そして、ぽんっと。
ころころ風に吹かれて、気がついたら、パソコンの前に文字として、現われてくる。
こんなところに、いたの。
私だって気がつかなかった、見えない、部分。
ああ、そうそう。
この言葉以外にないの。わたし。
頭と心が一致して、思考。を経由せずに、一直線。
すっと。まっすぐ、きれいに、
ロールケーキの生地を鉄板の上で、すーーーーーっと、伸ばしていく感じ。それと一緒。
目の前には生地しかなくて、低いところ。と、高いところ。凸凹した表面を、まっすぐ、平らに、「馴染ませる。」
そうそう、平らにするんじゃないの。”馴染ませる”
ざらつき、や、ゆがみ。みたいなものを整えていく。
目線を生地に合わせて、少しかがんで、やばい。。。。きれい。
思わず、心がギュッとなる。
あまりにも、きれい。
パソコンの文字たちにもそうであってほしい。そんなことをいつも考える。
きれいなものは、きれいなままで、醜くったって、醜いままで。
醜いものをきれいに見せようと頑張るエネルギーは、わたしにはもう、残ってないらしい。
ちょっと、疲れてきちゃったみたいで。わらう。
考えているようで考えていないの。そんな瞬間があまりにも心地よすぎて、流れてくる音楽に身を任せて、一緒に踊って、一緒に泣いて、一緒に笑って、一緒に、少しだけ、照れくさくなったりして。
ああ、幸せだなぁ。なんにもないのに。ここには私以外。何もない。
いるのは、わたし、と、わたし、と、わたし。
どこまでいっても、
他には、だれもいない。
もし、いたとしても、あなた、は、あなた。で混ざることなんてない。偏ることも。偏られることも。
挨拶かわして、こんにちは。今日も、いい天気ですね。
そんな感じで。
気が合ったときだけ、一緒に朝ごはんを食べたらいいと思うの。
合わなかったら、合わないのでしょう。
だから、別に一緒にいること。が正解なんじゃないよ。
だって、疲れちゃったもん、もう。
合わせる。ことが、こんなにも大変だとは思わなかった。
だから、私も、私に合わせてよ、なんていうのやめた。
合わなかったら、合わない。で、いいよ。
だから、合ったときだけ、一緒に朝ごはん食べようよ。
そんな感じになってくると、あまりにもタイミングよく、ぴたっと息があった時、
「「そう思ってた。」」
、、、、、。 わらう。
わたしにとってはそれが一番あいまいでとんでもなく心地よい。そんな、距離感。の話。
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