【現役パティシエ】パティシエの仕事のやりがい。好きなところ。まとめ

パティシエの仕事
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みつまめ
みつまめ

こんにちは!閲覧いただきありがとうございます。

6年間の勤務を通して製造とサービスの両方を経験しました。人に喜んでもらえる仕事にやりがいを感じると同時に、長時間労働、低賃金、職場の人間関係、将来に対する不安、、。など、働いていく中で多くの悩みも生まれました。

「好きじゃないと続けられない。けど、好きだけじゃ続かない。」

本当にその通りだと感じます。

パティシエとして働くことの大変さ、そして、やっぱり好きなパティシエという仕事のやりがい、楽しさについて。実際に働いてみて思ったこと、感じたことをブログにしています。

同じ職業の方、同じ悩みを抱えている方、パティシエという職業に興味のある方、お菓子作りが好きな方。多くの方の役に立てれば、嬉しいです。

みつまめ
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大変なことも多い仕事だけど、やっぱり、パティシエって素敵な仕事!今回は、仕事で好きなこと、嬉しいこと、やっててよかったことをまとめてみました!

  働き方はお店や環境によって様々です。あくまで一つの参考としてお読みください^^
 
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1.自分の好きな空間での仕事。

ケーキが好き、お菓子が好きな人なら、分かると思います。あの、何とも言えない、わくわくというか、ときめくというか、、、、なんていうか、、、もう、興奮状態(笑)


ケーキ屋さんに行った時のあのわくわくする気持ち。扉を開けた瞬間にいい香りがして、ショーケースに並ぶキレイなケーキたち。

お菓子屋さんという存在が好きなんですよね。

そんな空間を提供する側に立つ。大変だけど、自分の好きな空間で働ける。ってやっぱり楽しい。

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2.ショーケースに並べる瞬間。ケーキたちはまるでわが子。今日も気張っていってらっしゃい!!

自分が仕上げたケーキたちがショーケースに並んでる姿って、まるで、子供の入学式を見ている気分。(経験はないけれど、、おそらく似た感じ。笑)

キリっとした表情のケーキもいれば、ちょっと不安そうなケーキだっています。それぞれに微妙に表情が違うのです。

空っぽのショーケースが、キレイなケーキたちで埋め尽くされていく瞬間が私は大好きです^^

「今日も、気張りよし(がんばって)~!!」と心の中でいつも応援します。

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3.仕事の段取りがうまくいったとき

パティシエの仕事は、段取りがすべて。「この生地を回している間に、、この計量と、型の準備をして、、」「オーブンの温度の調節がしやすいようにこの順番で焼こう、」「もうすぐタイマーがなるから、それまでに終らせよう、、」「あ、次にあの道具を使うからそれまでに洗っておかなきゃ、、」

仕事中は、そんなことで頭がいっぱい。

「次に、何をするか。」

作業をしながら、頭の中は、次の仕事の段どりを考えます。

これが、バチーーーーン!!ともう自分でも驚くぐらいに上手くいったときのあの感覚は何とも言えません。

無駄なく、やるべき仕事をパズルのようにうまくはめていくことができた時は、心の中でガッツポーズです。(笑)

4.食べても太らない。むしろ、痩せる。

専門学生の頃より、なんと9㎏痩せました。それだけ、ハードな仕事ってことです。

専門学生の頃に太ったというのもありますが(^^;私の周りの友達も働き始めてから痩せた!という人が多かったです。

1日中立ち仕事で消費するカロリーなんと1500kcal以上、、、!!!!

それで、動き回って、重いものもって、生地こねてたら、、!!!

そりゃ、痩せます。(笑)

5.ジムに通わなくても、自然とつく体力と、筋肉。

パティシエにジムなんて、必要ない。だってもう、仕事そのものがジムだから。

特にパティシエの方は分かると思うのですが、特に腕の筋肉。ぐっと力を入れると腕に筋が入ります。ケーキがたくさん入った板重や、鉄板、粉袋、生地もの。そのくらい、重いものをよく持ちます。

仕事がハードで大変という点も私の中では、仕事とジム通い、同時にできてラッキー♪ぐらいの感覚でとらえるようにしています。(筋肉がつきすぎるのも、一応女子としては複雑ですが、笑)

疲れた、しんどい、に目を向けるより、好きなことして、体力もついて、足腰も鍛えられる!!!ラッキー♪そう考えるほうが、私はずっと自分のプラスになると思うのです。

瞬発力は、ちょっと自信ないけど、重いものなら私に任せて、、!!

6.好きなことに夢中になれる。

私は集中している時間がとても好き。余計なことを考えず、何かに集中しているときの感覚が、楽しいです。

パズルのように仕事の段取りを考える。

つや出しのジャムの煮詰め具合に集中する。

先輩のこれからする動きを読む。

生地をキレイに伸ばす。

パティシエの仕事は集中力が求められます。最初は考えることも多すぎて頭がごちゃごちゃになってしまうこともあるけれど、考えて考えて仕事をしていると、ある時、自然と身体が先に動く。

そんな感覚になる時があります。

好きなことに夢中になって、自分の力を最大限に発揮できる瞬間。

そんな感覚を味わえるのも、パティシエの楽しさかな。と思います。

7.早寝早起きが当たり前になる。

朝は5時起き。夜は10時に寝る。

もしかしたら、小学生よりも寝るのが早いのでは??と思います。友達にはよくおばあちゃんみたいと、いわれます。(笑)

早起きが当たり前すぎて、7時に起きて早起き!って話しを聞くと、いや、もう働いておるわ!!と心の中で突っ込みます。(製菓業界あるある)

遅番、早番といったものがないため、慣れてしまえばむしろ身体のリズムが崩れず、健康的な生活が送れます。

8.余ったケーキがもらえる!!

つくるのも好きだけど、もちろん食べるのも大好き。

ケーキが好きな人なら、「ホールケーキを一台丸ごと食べてみたい!!」と思ったことがあるはず。この夢を実現させられるのも、お菓子屋さんで働いている人の特権かもしれません。

私は実際にやりました。(笑)

一人でまるまるケーキを食べられるなんて夢のよう!!!!(一回やったら十分だけどね!!!!!)

9.やっぱり人に喜んでもらえるのが一番うれしい。

「このお店のケーキすごく美味しいよ」「このお店のケーキが一番好き」「知り合いにいただいたら、とっても美味しかったので、買いに来ました!」「誕生日はいつもこのお店のケーキって決めてるんです!」

そんな声を聞くたびに、とっても嬉しく、幸せで、そして、ちょっと誇らしい。そんな気持ちになります。

人に美味しいと言ってもらえたり、喜んでもらえることが嬉しくて、この職業を目指した人も多いと思います。私もそのうちの一人。

お客さんが楽しそうにショーケースでケーキを選んでいる姿を見ると、こっちまで嬉しくなります。「美味しい~~!!」と喫茶で感動しているお客さんの反応を見ると、とっても嬉しくなります

いつも仕事終わりに買いに来てくれるお客さん。バースデーケーキを注文してくれるお客さん。

ふとした時に、あ、やっぱり素敵な仕事だな。と感じます。

普段の食事とはまた違う、お菓子ってとっても特別な存在。お祝い事だったり、感謝だったり、ご褒美だったり、気持ちが落ちこんでいるときの魔法だったり。

そんな特別な仕事に携われること自体、とっても幸せだな。と感じます。

10.イベントごとに生まれる達成感

ケーキ屋さんがかかわるイベントは1年を通し

  • クリスマス
  • バレンタイン
  • ホワイトデー
  • ひな祭り
  • 入学式
  • 子どもの日
  • 母の日
  • ハロウィン などなど、、、

盛沢山!!!

中でもやっぱりクリスマスは特別な存在。大変だけど、やっぱりわくわくします。(いや、ほんと大変だけど!)

クリスマスを終えた後の達成感は大きいです。(同業者の人の話によると、2徹したとの話も、、、、私は経験したことないですが、、(^^;)

作ったケーキがどんどん売れていくのを見ると、アドレナリンがでてきます。

「あー!!大変だったけど今年もやり切った!!」そんな達成感を味わえるのもこの仕事の素敵なところ。(いや、実際ほんと大変なんだけどね!!)

11.成長を感じたとき

いつもより、美味しそうにできた。

今までで一番、キレイにできた。

フィルムが綺麗に巻けた。角と角が綺麗に収まった。生地の状態が以前と比べてよかった。

どんな小さなことでも、前より上手くいったとき。

12.オーブンから生地が出るときの匂い

オーブンから生地を出した時の瞬間の匂い。

ふわっと、香ばしく、甘ーい匂い。

「あ、美味しそうに焼けた。」

何とも言えない幸せな香りです。

個人的にはナッツ系の生地や、洋酒が入った生地を焼いているときの匂いが好き。(笑)

あと、アーモンドを焼いているときって、なんだかポテトチップスみたいな匂いがします、、、。(分かる人いるかな(^^;?

13.口コミやインスタでお店の情報を見たとき。

「とっても素敵なお店でした!」

「美味しくておすすめです!」

「店員さんが親切でした!」

そんなことを口コミで見かけたときには、もう、ほんとにほんとに嬉しい。

思わず、にやけます。(笑)

あーやっててよかった~!!もっと頑張ろう~!!

14.友達の誕生日にケーキを作るとすごく喜んでもらえる。

仕事じゃなくて、プライベートで自由に好きなようにケーキを作る時は、また違った楽しさがあります。昔は、スポンジ一つ焼くのにもあんなに身構えていたのに、今となっては、ちゃっちゃっちゃっと、数十分もあれば作れるようになりました。

ついボウルのまま直火にかけて友達に驚かれます。同業者の友達にはスルーされます。

ついついツヤだしがほしい!粉糖がほしい!と欲張りに。特にフランボワーズ、ブルーベリー、チャービルの凄さを実感します。


友達の誕生日に、サプライズでケーキを作ったことも。「すごーい!!」「さすが!!
」なんて言われたもんならついつい調子に乗ってしまいます。(笑)

15.メッセージプレートを書くとき

やっぱり、ケーキって特別なもの。

「お誕生日おめでとう」「happy wedding」「いつもありがとう」毎日、いろんなメッセージがケーキには込められています。

おめでとう!は実際に○○ちゃんおめでとうって気持ちで書くし、いつもありがとう!はいつもありがとうって気持ちで書きます。

メッセージを書いてお客様に見せた時、ぱっと表情が明るくなる瞬間を見ると、私もつられて嬉しくなります。

まとめ

改めて書いてみると、やっぱり、この仕事が好きだなーと感じました。


最初は「好き」だっだはずが、いつの間にか、「嫌い」になってやめていってしまう人も何人か見てきました。


わくわくした気持ちや、好奇心、楽しむ心を忘れて、毎日の仕事が「作業」になってしまうのは、とっても悲しいことです。


正直、ここに書いたことの一部は、反対の目線から見れば、パティシエの仕事の大変なところ。と、捉えることもできます。

しかし、自分の考え方、捉え方、によって仕事に対する姿勢も変わってきます。

自分が、「好き」なことを仕事にしたい!と決めたなら、ある程度の覚悟を持って仕事に取り組まなければなりません。

そして、たとえ嫌な仕事でも、本気でやっていると、とっても楽しくなってきます。


私自身も、「好きじゃないと続けれれない、けど、好きだけじゃ続かない」その言葉の意味をもっと深く理解していく必要がある気がします。


今回のこの記事が、誰かの役にたてばうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!




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